2013/04/14
1/144 HG ガンダムAGE-1 フルグランサ レビュー
1/144 HG ガンダムAGE-1 フルグランサのレビューです。
半世紀超も闘い続けた機体の最終決戦仕様、フルグランサがようやく発売されました。
AGEのHGシリーズは”組み立てやすく・可動域が広く・プロポーションがいい”の三拍子が揃っているキットが数多く出されており、今回のフルグランサもその辺りがどうなっているかについて見ていきたいと思います。
”フルグランサ”全体像・前面
AGE-1フラットにアーマーと両腕のシールドライフルを武装した”グランサ”、その背にグラストロランチャーを追加したのがこの”フルグランサ”です。
『グラストロランチャー』はアセム編でAGE-1フラットが装備してた武装とは若干形状が異なるみたいですね……アセム編で装備してたのは『ゼルフドランチャー』という武器とのこと。
うぅ…今までずっと同一の物だとばかり思ってました…アニメ観てたのに…お恥ずかしい///
背面
グラストロランチャーがそこそこの重量物なので、そのまま自立させようとしても銃砲の重さで後ろに倒れてしまいますが、脚を開いてどっしり構えれば何とか自立できなくはないです。
横から
ランチャーにはグリップが折りたたまれて収納されています。
(ちょうど白とグレーのパーツの境目の所です)
ランチャーの前後左右の可動域は割りと広く、持たせるにしろ後方向に向けるにしろ、表現の幅はかなり広く遊び甲斐があるかと思います。
両肩・両足のミサイルランチャー
両足のはスライド方式で引き出せるのですが、両肩のミサイルランチャーはパーツを外して位置をずらして付け直すタイプとなっています。MGでキット化されれば内部ディティールもこだわるかと思いますが、本キットでは正直「まぁHGだしこんなもんかな」と妥協した造りとなっています。
AGE-1”グランサ” グラストロランチャーをオミットした姿です
ちなみにアーマーをパージさせればちゃんとAGE-1フラットになりますが、
・足のアーマーのパーツの繋ぎ目にシールが貼られてたり
・説明書内でもフラットへのコンパチの説明が一切なかったり
・ドッズライフルやシールドが未使用パーツ扱いであったりする
といったところから、本キットは”フラット⇔グランサ⇔フルグランサ”ではなく”グランサ⇔フルグランサ”を想定した内容となっています。
AGE-1ノーマルと比較
AGE本体のプロポーションは全く同じですが、フルグランサの方はカメラアイや頭、後頭部のシールがちゃんと緑⇒黄色へと変更されています。
なんちゃってアセム編時のAGE-1フラット(ゼルフドランチャー装備)
グラストロランチャーは単品でAGE-1ノーマルに装着可能です。
個人的にこの姿が普通にカッコいいと思います。第一世代の時点でこういう武装形態のウェアが出てれば良かったのになぁと思ってみたり見なかったり。。。
腕の可動域について
肩の前後の可動域は胸部アーマーもランチャーも邪魔にならず、通常の機体と変わらない可動域でしたが、腕の左右の可動域については肩アーマーが干渉する為、この辺りが限界です。
心持ち物足りない可動域ではありますが、ランチャーを構えるポーズをとらせようと思ったらこれだけ動けば充分なので、人によっては気にならないかと思います。
脚の可動域・接地性については問題なく、従来のキットと同じ伸脚できるくらい稼動します。
以下適当に数枚
パッケージ絵っぽく
を背面から。ランチャーは思った以上に左右に広がります。
ビームサーベル用の刃はシールドライフルに装着可能。
壮絶トリプルガンダム!
以下まとめ&感想
三世代編でハッスルしまくったフリット爺さんの機体ですが、個人的に凄く満足のいくキットになっているかと思います。不満点も腕の左右の可動域が若干、気にする人は気になるという程度だという事と、(個体差だとは思いますが)腰の関節がすぐにユルユルになった事くらいで、あとはプロポーションや組みやすさは従来のAGE HGシリーズ同様に高クオリティであると思います。
AGE-2DHやAGE-FXとあわせて三世代編の名シーン等色々と遊びつくせると思うので、アニメを観直してガシガシ動かして色んなシーンを再現して遊んでみようかと思います。
Amazonのレビューでもさっそく高評価を得ており、☆5つのレビュー内容も同意できる内容ばかりで、本当にAGEのHGシリーズはクオリティが高いシリーズだと思います。
AGEのガンプラはAGE2-DBがMG化するとの事で、AGE-3やFXはどうなるのか、フルグランサのMG化は可能性があるのかと、まだまだ今後の動向が見逃せないなと思います。
MOEで赤いレギルスが登場するとのことで、HGでも赤レギルスが出てくれることを願います。
個人的にはコロニーデストロイヤーとかプラズマダイバーミサイルがHJ誌の付録キットなり何なりで出てくれないかなぁと思っていますが……う~ん無理かなぁ(汗