2013/10/05

HG ビルドストライクガンダム フルパッケージ & ザクアメイジング レビュー



『ガンダムビルドファイターズ』より、ビルドストライクガンダムとザクアメイジングのレビューです。


イオリ・セイが独自改造を加えて作り上げたガンプラがHGで早くも登場!『機動戦士ガンダムSEED』に登場する 「ストライクガンダム」をベースにした「ビルドストライクガンダム」と「ビルドブースター」のセットで、組み合わせることで「ビルドストライクガンダム フルパッケージ」を再現可能。

“紅の彗星”の二つ名を持つユウキ・タツヤのガンプラがHGで登場!「MSV」に登場する「高機動型ザクII」をベースに、全身に追加された豊富な武装を再現する。

(GUNDAM.INFO紹介ページより抜粋)



1:パッケージ


個人的にザクアメイジングの両手にナタ持って突貫してくる絵が迫力あって好きです。
(キットでは肩はここまで広げられませんが……)


2:正面立ち&背面立ち
ビルドストライクガンダム フルパッケージ

背中のビルドブースターの羽を展開した状態です。
砲身の先端は本来設定だと黒なのですが、キットでは形成色の青色のままとなっています。
また、羽の白い箇所はシールで表現されています。



 アメイジングザク

足や肩の長方形の武装は【追加装甲・リアクティブアーマー】という名称で、、
「攻撃がヒットした際に内部の爆薬を爆破させ、威力を相殺する事で防御する装甲」との事です。
てっきりミサイルポッドの類だと思ってたわい…

あとコレ、設定だと『スケール違いの戦車模型の工具箱を改造して作ったパーツ』 らしいですが
どんだけクソでかい戦車模型だよてツッコミは野暮ですぜ、えぇ。

両足内側のこのパーツが干渉するので立ちポーズが大股開きになってしまうのが少し気になります。

ザクらしくどっしりしたプロポーション+重武装は立ち姿だけでもかなりカッコいいです。




武装なしでビルドストライクガンダム

ビルドブースターが無いと両肩のパーツが大きく感じます。
首から下はストライクを髣髴とさせるシルエットですが、パーツをHGストライクから流用してるとかそういうのは流石に無いみたいです。

画像は割愛しますが、
肩の関節(?)が旧時代のキットを髣髴とさせる出来なので、
かなり賛否両論分かれるかと思います。



3:武装
ビルドブースター
ウイングの角度を真っ直ぐにする事で飛行形態となります。

ちなみに、 ビルドブースターの単品販売の説明文には
「一部のガンプラにも取り付けられる専用のアタッチメントが付属!」
と謳っているのですが、本キットにはそれっぽいパーツは特に見受けられませんでした。

単品販売の方は買ってないので確認できていないのですが、
ビルドブースター単品販売のみに付属しているのかしら……?


上から、
・強化ビームライフル
・ビームライフル
・ビームガン
・チョバムシールド

チョバムシールドの説明文の
『薄いプラ板を何枚も貼り合わせており~』の一文がじわじわきます。
そういう設定なので、他のガンダムのシールドに比べて平でシンプルな形状となっています。

未使用のライフル系の武装は背中(腰の後ろ)にセットしたりはできません。
今時のキットとしてはちょっと珍しいのかな?


ザクアメイジングの武装
・ロングライフル
・ロケットランチャー
・ハンドガン
・ヒートナタ

ロングライフルは設定だと「戦車模型から流用して作り上げた」ものらしく、
実際砲身の先端はドイツ戦車の砲身に良く似たものとなっています。

ハンドガンは両腰のパーツに収納、ヒートナタはバックパックの下部に収納されています。

これらの豊富な武装により近距離~遠距離まで幅広く戦える機体との事で、
はやく動いている姿を拝みたい物です。


ちなみに余剰パーツでザクマシンガンやらヒートホークやらできます。
 
また、ビルドストライクとアメイジングザクの大きな違いとして、ハンドパーツがあげられます。
ビルドストライクはハンドパーツは『握り拳(穴あり)のみ』となっており、ライフルもサーベルも
全部そのハンドパーツのみで対応せざるを得ないのに対して、ザクアメイジングは武装に応じた
ハンドパーツが付属しています。



5:ビルドストライクを適当に数枚
大型ビームキャノンは持ち手を引き出して構える事が出来ますが、
ウイングの内側と干渉したりで若干持たせ辛い印象があります。



強化ビームライフルは両手で持たせます。
設定だと『ハイパーメガランチャーに匹敵する破壊力を持つ』とありますが、
まずこのビルドファイターズの作中におけるハイパーメガランチャーの威力てのがイマイチ
ピンと来ないのではやく映像で観たいものです。


ビルドブースターのウイングは角度を変えて様々なパターンに展開可能です。
背中の武装はSEED系の機体の印象が強いので、個人的にはこの角度の方がしっくりきます。


ビームライフル構えさせて〆



6:ザクアメイジングを適当に数枚
ロングライフルはかなり大きく、迫力のある武装となっています。


ハンドガンはストライクノワールの二丁拳銃を彷彿とさせます。
大きさ的にはそれらより若干小さめなモノとなっています。

ハンドガンを収納する腰のパーツが若干外れやすいのが難点です。


ヒートナタを持たせる為の専用ハンドパーツのみ手の甲のパーツが赤ランナーの為、
写真のは別のハンドパーツを使っています。
握り拳の穴の大きさが違うのでこのハンドパーツだとスポスポ抜けてしまいます(汗


 
バックパック上部のロケットランチャーは両足側面にもつけることが可能です。


7:以下まとめ&感想
新シリーズ『ガンダムビルドファイターズ』からの主人公機、ライバル機の同時リリースとの事で
即購入してみましたが、中々良く出来たキットではないかなと思います。

特にアメイジングザクはプロポーションと可動域、豊富な武装がすばらしく、
色んなポーズをとらせて遊べるいいキットだと思います。

ただ、ビルドストライクには個人的に不満点が2つほどあります。
組み立て易さはAGEのHGに匹敵、もしくはそれ以上にお手軽だとは思いますが、
肩関節が旧時代のキットみたいなのと、股関節がガチ固定なのがちょっと頂けません。

肩は何らかの事情があっての事でしょうが、股関節は今まで出来てた事をしなくなったという印象が
ついてしまい、個人的にそこもうちょい何とかならなかったのかなぁと思いました。

とはいえ、両機体とも手軽に組みやすくカッコイイので、
番組が始まって若い世代の子らがガンプラに興味をもってくれるとおっちゃんは嬉しいです(ぉ
実際にこれらの機体が映像でどのように大暴れするのか、今からとても楽しみです。


『プラモ狂四郎』や『超戦士ガンダム野郎』の世代としてはこの『ガンダムビルドファイターズ』は
かなり興味深い作品ですので、ビルドファイターズのHGシリーズは一通り触れていこうかと思います。
『ベアッガイIII』や『戦国アストレイ頑駄無』の発売も今から楽しみです。



余談
ちなみに今回はスミ入れの道具に『ガンダムマーカー流し込みスミ入れペン』を使用しました。
溝にキレイに流れていく様は見ていて面白かったですが、はみ出した箇所の手直しが大変でしたww

あと個人的に、グレーやブラウンは問題ないのですが、ブラックは流れ辛い印象でした。
色によるインクの質の差なのかなぁ……?